図書館の休館日はなぜ必要?6つの理由を元に解説

図書館

図書館に行こうと思ったら、こういう経験ありませんでしたか?

「今日、図書館行ったら休館日じゃん!!」

地域によっては毎週月曜日休館日にしていたり、毎年3~7日連続して休館したりすることがありますが、なぜ休館日があるのか考えたことありますか?
図書館を運営するにあたって休館必要不可欠です。基本的に休館日でも、年末年始を除いて、図書館の司書は出勤していることがあります。

では、なぜ休館必要なのか、説明したいと思います。

図書館の休館日はなぜ必要なのか

図書館の休館日が必要なのは、利用者がいると、全体的に行えないことが関わってきます。臨時の休館日もありますが、以下の理由が挙げられます。

文部科学省で基準が告示されているため

図書館法図書館の設置及び運営上の望ましい基準(平成24年12月19日文部科学省告示第172号)の 第二 公立図書館 一 市町村立図書館 1 管理運営 (四) 開館日時等及び 第三 私立図書館 一 管理運営 3 開館日時にこのような条文が記載されています。

(四)開館日時等
市町村立図書館は、利用者及び住民の利用を促進するため、開館日・開館時間の設定に当たっては地域の実情や利用者及び住民の多様な生活時間等に配慮するものとする。また、移動図書館を運行する場合は、適切な周期による運行等に努めるものとする。

3 開館日時
 私立図書館は、開館日・開館時間の設定に当たっては多様な利用者に配慮することが望ましい

図書館の設置及び運営上の望ましい基準(平成24年12月19日文部科学省告示第172号):文部科学省

月曜日が休日といった条文はなく、地域の実情及び利用者に配慮したことによって、設定されています。

ちなみに、博物館法博物館の設置及び運営上の望ましい基準(平成23年12月20日文部科学省告示第165号)の第十二条(開館日等)には、このような条文か記載されています。

(開館日等)

第十二条 博物館は、開館日及び開館時間の設定に当たっては利用者の要望、地域の実情、博物館資料の特性、展示の更新に係る所要日数等を勘案し、日曜日その他の一般の休日における開館、夜間における開館その他の方法により、利用者の利用の便宜を図るよう努めるものとする。

博物館の設置及び運営上の望ましい基準(平成23年12月20日文部科学省告示第165号):文部科学省

図書館職員の会議や打ち合わせ・研修など

図書館の運営には、図書館職員による会議や打ち合わせが必要になります。図書館の種類や規模によって異なりますが、基本的に図書館は1人から複数人で運営しています。
また、研修など、資質向上に努めています。

図書館職員の休み

私立図書館や専門図書館など、日曜日・月曜日休館日にしているところは、職員の休日にしているところがあります。
公共図書館は、職員が出勤していることがありますが、平日のどこかを休日にしていることが多いです。

設備点検・工事

トイレや空調、外壁など、点検設備更新のための工事などで休館にすることがあります。建物の老朽化の程度によっては、閉館になることもありますが、長期休館もあります。
休館していても、資料の相互貸借などを行っていることがあるので、職員は出勤しています。

資料排架・掃除

図書館の人数は限られているので、書架の整理清掃休館にして行うことが多いです。特に、第3または第4木曜日を館内整理日として休館日としている図書館も多いです。
この日に、除籍した資料リサイクルとして出したり、廃棄したりしています。

蔵書点検

図書館によって時期が異なりますが、蔵書点検年に1回行っています。蔵書点検については、別の機会で紹介しますが、図書館を休館して行います。だいたい3~5日程度の期間で休館にしています。

まとめ

いかがだったでしょうか。自治体によっては、休館日の設定が少ないところもありますが、図書館を運営するにあたって大事な日であることがわかったかと思います。

図書館に関することを記事にしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!!

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