【最新版】図書館司書ってどんな仕事?お給料も解説

図書館司書の仕事と給料 仕事

司書(ししょ)という職業を聞くと、皆さんはすぐに思い付きますか?
なかなか聞かない、知らないような職業だと思いますが、私も正直、この職業のことについて働くまで知りませんでした。これに似た名前の職業で司法書士と勘違いしたことがあります。全然仕事も違います。
今回は司書について解説していきたいと思います。

1.司書とは

1-2.司書は図書館の専門職

司書は図書館における専門職です。文部科学省でこう書かれています。

司書は都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注及び受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員です。
司書補司書の職務補助する役割を担います。

出典:司書について 文部科学省


図書館によく行かれる方は、エプロンを着用している職員さんをイメージできるかと思います。自治体によっては、エプロンを着用しないところもあります。
また、公共図書館等とあるように、図書館は大学図書館・学校図書館国立国会図書館専門図書館などがあり、専任で1名で運営するところから、数百人で運営するところもあります。

1-3.司書の仕事

司書の仕事はたくさんありますが、メインは以下の通りです。

  • 貸出業務
  • 資料の排架
  • レファレンスサービス
  • 相互貸借(他館の資料を取り寄せ・自館の資料の貸出)
  • 図書館の利用案内
  • 読み聞かせ、アニマシオン、ブックトークなどの読書案内

そのほか、記載されていない仕事もありますので、以下の記事も参考にしてみてください。

2.司書になるには

2-1.図書館司書という資格を取得すること

司書として働くには、図書館司書という国家資格が必要です。資格がなくても、採用する企業や団体もありますが、ほとんどが取得見込み取得であることを条件に募集しています。他にも、司書補司書教諭という資格もあります。

図書館司書司書補は様々な方法で取得が可能です。詳しくは以下の記事も合わせてご覧ください。

2-2.求人サイト等で検索してみる

司書として働くには、求人サイト日本図書館協会図書館職員求人情報ハローワーク求人等で掲載、案内されています。

私はハローワーク求人日本図書館協会の求人から司書の仕事を探しました。司書の資格を持っていれば、日本図書館協会の求人から探すことをおすすめします。

3.司書のお給料は(2024年最新版)

気になった部分があったので、お給料について、X(旧Twitter)で聞いてみました。現状はかなり低い水準ですが、給料に関することでかなり反響があったので、こちらでも紹介します。

3-1.昨年(2023)分の源泉徴収のアンケートを実施した結果

3-2.最低賃金に近い水準 司書資格手当で時給+50円ほど

インターネットで調べると、地域によって異なりますが、最低賃金に近い水準になっています。図書館司書の資格で時給+50円という企業もあり、8時間勤務で月18日程度で手取り17万円ほどと低いです。かつて働いていた公共図書館では、このくらいの水準でした。さらに、生活できるほどの水準至っていないが現状です。専門職であるにもかかわらず、残念です。

3-3.図書館の種類によって給与体系が異なる 給与が高いほど最難関

自治体や団体によって異なりますが、時給ベースが多いです。月給20万円クラスだと、経験やスキル、難易度が高い試験が設けられているところもありますが、狭き門で、数もほんの一握りです。身分でも大きく異なります。全体の7割非正規雇用であり、待遇面で問題視されており、図書館団体が集会を開いて、実情を訴えました。詳細は以下のサイトをご覧ください。

3-4.ネットでは高水準とされている図書館司書の年収

ちなみに、私はTikTokはやっていませんが、転職サポートLabに掲載されていた順位の18位に「図書館司書」がありました!
データの出典を調べていくまでが大変で、有力な記事でストレスのない仕事ランキング|男女832名のアンケート調査【2024年】 | キャリハイ転職が出てきました。

さらに調べていくと、驚きの出典が明らかになり、その内容をポストしたところ、思った以上の反響がありました!

国立国会図書館や企業や博物館等の専門図書館の給料は水準が高いです。これらも含まれているかと思われます。かなり現実離れしていたので、思った以上の反響があり驚きました

4.司書は身分が大きく異なる

4‐1.一般職(公務員)・正社員(民間)

公務員の中で一般職の司書は狭き門です。正規職なので、賃金面には問題はありません。
正社員でも月給制が多く、水準では高いですが、募集人数の少なさと応募倍率が高いです。

4‐2.会計年度任用職員(日給制)・指定管理者職員(契約社員)

いわゆる、非正規雇用司書です。基本的に時給ベースとなっています。図書館職員の7割以上がこれに当てはまります。一人暮らしはままならないくらい生活できないほど低賃金が現状です。

4‐3.会計年度任用職員と指定管理者職員で大きな身分の差

このように司書民間または地方自治体等大きく身分が異なります。場合によっては、図書館司書の資格を必須としていないところもあります。詳しくは、以下の記事をご覧ください

5.まとめ

  • 司書の仕事は図書館の専門職
  • 司書は図書館司書の国家資格が必要(不要のケースもあり)
  • 司書の給与体系は最低賃金がベース 給与が高いほど最難関
  • 司書は大きく身分が異なる

いかがだったでしょうか。今現在も私は司書として働いていますが、給料は低くても、今まで勤めてきた仕事の中では長く続けています

最近は、図書館関係団体が集会を開き、生活できないほど低賃金から待遇改善求める動きが出ているので、改善されるのを応援していきたいです。
これからも、司書として働こうと思っています。司書のことも含め記事にしていきたいと思っています。生活ができる程度、副業でも食い繋いでいこうとも考えています。

お疲れさまでした。ではまたの機会で!

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